春ゴボウをいただきました。
ゴボウはきんぴらにしたり、根菜類の煮物にしたり、ちらし寿司に混ぜたり、
ときどき食べてましたが、あらためてどんな野菜か調べてみました。
ゴボウはアンチエイジングに最強の野菜でした。しかも安い!

ゴボウはポリフェノールたっぷり
ゴボウには強力なポリフェノールがたっぷり含まれていました。
ゴボウに含まれるポリフェノール
- タンニン
- クロロゲン酸
- アルクチゲニン
- サポニン
ポリフェノールとは?
- 抗酸化作用があり、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変えてくれる
- 動脈硬化など生活習慣病の予防をしてくれる
- アンチエイジング効果があり、血管を若返らせてくれる
- 腸管内の健康的な細菌を増やし腸を守ってくれる
- 脳機能を高めてくれる
- 炎症性物質のサイトカインの量を抑制して炎症を抑えてくれる

※炎症を抑制するとは、脳への血流を改善し、記憶力を高め、加齢による認知機能の低下を防いでくれることです。まさに最強の野菜ですね!

ゴボウは食物繊維たっぷり
ゴボウにふくまれる食物繊維
- イヌリン(水溶性食物繊維)
- リグニン(不溶性食物繊維)
食物繊維とは?
- 便通を改善してくれる
- 血糖値上昇抑制効果(糖尿病予防効果)がある
- コレステロールをさげてくれる
- 高血圧を予防してくれる
- 腸内環境を改善してくれる
- 免疫力をアップしてくれる

食物繊維はダイエタリーファイバー(dietary fiber)と呼ばれ、腸内環境を整えてくれたうえに、高血圧、2型糖尿病、体の機能障害、認知症、うつ病の発生率も明らかに低くなるそうです。
しかし食物繊維の推奨摂取量は1日20~25グラムですが、日本人の平均摂取量はたった15グラムしかありません。

腸の働きを整え、血糖値の上昇を抑えてくれる水溶性食物繊維。
コレステロール値を抑制し、腸のぜん動運動を活発にしてくれ、ナトリウムやコレステロールを吸着して排出してくれる不溶性食物繊維。
両方の食物繊維がたっぷり含まれるゴボウ、高血圧や高コレステロールが気になる人は積極的にとりたい栄養素ですね。

ゴボウは冷え性効果がある
ゴボウは細菌がいっぱいの土の中で育つ根菜です。
土の中の細菌に対抗するのがゴボウの皮に含まれるサポニンです。
ゴボウの皮は自分を脅かす存在から自己防衛しているのです。
その皮の部分に含まれるサポニンは、血液中の悪玉コレステロールを吸収し、排出してくれる効果があります。
つまり血液を浄化してくれ血流がよくなって、結果、冷え性にも効果があるということです。

まとめ
ゴボウは泥がついていて、料理するとき手が汚れるのがイヤでたまに食べる程度でした。
考えをあらためて、これからドンドン食べるにします!
というわけで、さっそく今晩の一品はレンコンとニンジンを加えたゴボウのきんぴらです。
