生命保険契約照会制度が始まった!(2021年7月)

「生命保険契約照会制度」とは、契約者・被保険者が亡くなった場合や認知判断能力が低下している場合、生命保険協会が法定相続人、法定代理人、3親等内の親族などからの照会を受け、照会対象者に関する生命保険契約の有無について一括して生命保険各社(全42社)に調査依頼を行い、その調査結果をとりまとめて照会者に回答するという制度です。

これまで、生命保険協会では契約照会制度について、東日本大震災(2011 年 3 月)の発生以降、
「災害地域生保契約照会制度」を設け、災害地域における確実・迅速な支払のための業界横断の
セーフティネットとして活用してきました。

今後日本は超高齢化社会に向かっていくので、高齢者が独居のまま亡くなったり、認知症患者が増加したりと本人も家族も生命保険契約を把握しきれない事案が増えていくでしょう。そのため、災害時に限らず平時においても活用できる制度が創設されたのです。

「確か亡くなったお父さんが生命保険に入ってたはずだけど、保険証が見あたらない。」
「母親が認知症になってどうしても保険内容の確認ができない」・・このようなケースに利用するといいでしょう。

■制度を利用できる方
<平時>
① 照会対象者が死亡している場合
一.照会対象者の法定相続人
二.照会対象者の法定相続人の法定代理人または任意代理人(※3)
三.照会対象者の遺言執行人
② 照会対象者の認知判断能力が低下している場合
一.照会対象者の法定代理人または任意後見制度に基づく任意代理人
二.照会対象者の任意代理人(一.において定める任意後見制度に基づく任意代理人
を除きます。)。ただし、法定代理人または任意後見制度に基づく任意代理人が選任さ
れている場合には、この規定で定める任意代理人からの照会申出は受け付けません。
(※3)
三.照会対象者の3親等内の親族およびその任意代理人(※3)
(※3)任意代理人の範囲は、弁護士、司法書士その他照会対象者の財産管理を適切に行うために照会
対象者にかかる生命保険契約の有無を照会するにふさわしいと本会が認めた者とします。
<災害時>
③ 照会対象者が災害により死亡もしくは行方不明となっている場合
一.照会対象者の配偶者、親、子または兄弟姉妹
二.照会対象者の配偶者、親、子または兄弟姉妹の法定代理人または任意代理人

生命保険協会HPより

また照会について、生命保険協会からの回答は以下のとおりです。

■照会者への回答内容
<平時>
① 照会対象者が死亡している場合
・照会対象者にかかる生命保険契約の有無
・照会者が保険金等を請求することが可能な契約である場合には、その旨
② 照会対象者の認知判断能力が低下している場合
・照会対象者にかかる生命保険契約の有無
<災害時>
③ 照会対象者が災害により死亡もしくは行方不明となっている場合
・照会対象者にかかる生命保険契約の有無
・照会者が保険金等を請求することが可能な契約である場合には、その旨

生命保険協会HPより

保険契約の存在が判明した場合、契約内容の確認や保険金・給付金の請求については、当該契約に基づく権利を有する人から生命保険会社に直接連絡する必要があるのでご留意ください。

保険はこちらから請求しないと、生命保険会社の方から親切に動いてくれることはありません。
また金額も大きいので、この情報を知らないと何百万円、何千万円ももらいそこねる可能性があります。

まずは生命保険証券を探す、生命保険会社から定期的に送付される通知物を探す、預金通帳の保険料の口座振替履歴等を確認するなどして、家族で生命保険契約を調べましょう。それでもわからない場合は、生命保険協会に問い合わせてみましょう。

【照会先】
生命保険協会
 (専用のWebから、インターネットを利用した照会、調査結果の確認可)

【利用料】
平時:3000円、災害時:無料

詳細については、下記サイトをご確認ください。
生命保険協会

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