60歳からの資産形成

PGA生命の「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」より

PGA(プルデンシャル・ジブラルタルエージェンシー)生命は、2020年6月25日(木)~6月30日(火)の6日間で、還暦を迎える1960年生まれの男女を対象に「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」を実施し、2,000名の集計結果を発表しています。

調査結果によると、1960年生まれの人の貯蓄額の平均は約3,000万円でした。その内容を見てみると、1億円以上の人が7.3%いる一方で、2,000万円未満は65%でした。

さらに100万円未満の人が20.8%!。つまり5人に1人は、老後の資金が準備できていません

今回は20.8%の方に向けて60歳からの資産形成について3つ提案させていただきます。

1.長く働く

「人生100年時代」少子高齢化による年金の資金源確保のためか、企業には希望者全員に65歳までの雇用が義務付けられています

また2021年4月には70歳までの雇用が努力義務化されました。これは「努力義務」なので、雇用が保証されるわけではありません。しかし、だんだん長期で働ける環境が整ってきています。

長く働くことによって、60歳からでも老後の資産形成が可能になります。さらに会社員として働くと厚生年金にも加入できるので、65歳以降に受け取れる年金額も増やせます。

つまり収入により老後資金を貯めながら、年金受給額も増やすことができるのです。

現在は65歳で年金計算がされた後は、65歳以降厚生年金に加入していても退職後か70歳まで年金の再計算がされませんでしたが、令和4年4月以降は、65歳以降厚生年金に加入していれば、毎年10月に年金が再計算されるようになります。

2.年金の繰下げ受給をして受給額を増やす

年金をさらに増やす方法があります。それは年金の繰下げ受給です。
年金を繰下げ受給すると年8.4%(月0.7%×12ヶ月)増えます。70歳まで繰下げると42%増(年8.4%×5年)になるのです。

例えば、65歳での年金受給額が200万円だったとして、70歳まで繰下げ受給をすると284万円、損益分岐点の82歳以上生きていれば65歳で受給するよりお得になります。

さらに令和4年4月からは75歳まで繰下げ受給できるようになり、75歳繰下げではなんと84%増です。

65歳での年金受給額が200万円だったとして、84%増なら368万円になり、損益分岐点の87歳以上生きていれば65歳で受給するよりお得になります。

この増額された金額は一生涯受け取れるのです。

これはかなり効率がいい増やし方ではないでしょうか?

また、繰下げは、最初に「70歳からもらう」などと決める必要はありません。65歳を過ぎても、自分で手続きをしなければ開始時期は自動的に遅れていきます。

資金に余裕があるうちはこの「自動繰下げ」状態にしておき、もし資金が必要になればその時点で請求すればいいのです。

ただし、老齢厚生年金保険の受給を繰下げると、もらえるはずの加給年金がもらえなくなるなどのデメリットもあります。

そのような場合は、老齢基礎年金のみ繰下げるようにしましょう!

3.生活の見直し

1・2を実行して、長く働いて収入を増やし、年金を繰下げ受給して受給額を増やすことに成功しました。

次は老後の生活を安定させるために、「収支バランス」を見直しましょう。いくら働いて収入が増えても、年金の受給額が増えたとしても、収入と支出の差が、赤字では老後の資金が破綻してしまいます。。
そのためには老後の生活を見直しましょう。たとえば、固定費(通信費、光熱費、家賃等)を削減し、車やレジャー費など老後の生活にあった家計になるように注意しましょう。

4.まとめ

長く働くにも、年金の繰下げ受給をするにも、まずは健康あってのことです。

適度な運動を続け、歯を大事にし、バランスのいい食事をこころがけましょう。

しっかり眠り、ストレスをためこまないようにしましょう。

そして人生の楽しみを見つけて心豊かに暮らしましょう!

幸せな人生になりますように

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